体脂肪率の目安
体脂肪率には学会などが定めた統一の判定基準はなく、体組成計のメーカーごとに基準が異なります。このサイトでは、一般的に使われている次の区分で判定しています。
| 判定 | 男性 | 女性 |
|---|---|---|
| 低い | 10%未満 | 20%未満 |
| 標準 | 10~20%未満 | 20~30%未満 |
| やや高い | 20~25%未満 | 30~35%未満 |
| 高い(肥満) | 25%以上 | 35%以上 |
※一般に、男性は25%以上、女性は30%以上を「肥満」の目安とすることが多く、女性の30~35%は肥満傾向と考えられます。年齢とともに体脂肪率は上がりやすく、メーカーによっては年代別の基準を設けています。
体脂肪率の計算方法
体組成計(生体電気インピーダンス法)
家庭用の体組成計は、体に微弱な電流を流したときの電気の通りにくさから体脂肪率を推定しています。脂肪は電気を通しにくく、筋肉は水分が多いため通しやすい性質を利用したものです。体内の水分量に影響されるので、入浴直後・運動直後・食後すぐは値がぶれやすくなります。
周囲径から推定する方法(米国海軍式)
米国海軍で使われている推定式で、身長と周囲径だけで計算できます。
男性:495 ÷(1.0324 - 0.19077×log(ウエスト - 首) + 0.15456×log(身長))- 450女性:495 ÷(1.29579 - 0.35004×log(ウエスト + ヒップ - 首) + 0.22100×log(身長))- 450 ※単位はcm、logは常用対数
あくまで推定値のため、体組成計の値や実際の体組成とは数%程度の差が出ることがあります。
体脂肪量と除脂肪体重
体脂肪量 = 体重 × 体脂肪率 ÷ 100除脂肪体重 = 体重 - 体脂肪量
ダイエット中は体重だけでなく除脂肪体重(主に筋肉)が減っていないかを見ると、健康的に脂肪だけ落とせているかがわかります。
体脂肪率が高いと何が問題?
体脂肪、とくにお腹まわりの内臓脂肪が多いと、高血圧・脂質異常症・糖尿病などのリスクが高まります。見た目がスリムでBMIも普通なのに体脂肪率が高い状態は「隠れ肥満」と呼ばれ、食事制限だけのダイエットをくり返した人や運動不足の人に多く見られます。
くわしくは 隠れ肥満とは? と 内臓脂肪と皮下脂肪の違い で解説しています。
参考資料
- Hodgdon JA, Beckett MB. Prediction of percent body fat for U.S. Navy men and women from body circumferences and height. Naval Health Research Center, 1984
- 日本肥満学会『肥満症診療ガイドライン2022』
- 各社体組成計の判定基準(オムロン ヘルスケア ほか)